管理者から
ほとんどの従来のビジネスタイプでは、すべてのプロジェクト、タスク、および会議の結果できた「やることリスト」が主流です。しかし、仕事を整理するために視覚的なアプローチを取ることで、生産性、定着率、さらには ROI やアウトプットを高めることができることは、研究によって何度も証明されています。
そこで、マインドマップの出番です。とくにデジタルの世界では、マインドマップの素晴らしさを最大限に引き出し、個人やチームがより効果的にコラボレーションできます。The Mind Mapping Software Blog の以下の記事で、マインドマップに関する誤解を学ぶことができます。
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マインドマップ作成ソフトは、ビジネスマンがその力と可能性を理解することを困難にする誤解にあふれています。これらの不正確な思い込みを捨て去り、マインドマップ作成ソフトで何ができるかを正確に理解しましょう。
次にあげるのはマインドマップ作成ソフトとそれぞれの実際の話について聞いたことがあるかもしれない8つの誤解です。
誤解1 学ぶのが難しい
マインドマップ作成ソフトに手を出さないのは、多くの人は、学ぶのが難しすぎると感じているためです。Microsoft Word をはじめて覚えたときのことを思い出せますか。使い方を教えてくれる講座は必要なく、たぶん、文章を開いて入力し始めることができたことでしょう。
マインドマップ作成ソフトも同じで。新しいファイルを作成し、トレーニングなしでトピックを追加し始めることができます。もちろん、ソフトの高度な機能とその使用方法を理解するには、もう少し手間がかかるでしょう。しかし、マインドマップ作成はあなたの思考と調和し、基本は非常にシンプルで直感的です。
典型的なマインドマップ作成ユーザーもあなたと同様です。やらなければならないことに圧倒され、従来のビジネス生産性ソフト(Microsoft Office など)では、もはや業務を遂行できそうにないと思い、マインドマップ作成ソフトを使い始め、そして今それなしでは考えられなくなっています。
誤解2 ブレーンストーミングにしか使えない
この誤解は、1960年代にトニー・ブザンによって発明された手描きのマインドマップに由来しています。当時、ブザンはマインドマップを、個性的で視覚的な形式でアイデアを収集し、事実と情報を記憶することを想定していました。
(後に MindManager になる) 『Inspiration』や『Mind Man』というマインドマップ作成ソフトがデビューしたとき、開発者は単にブザンの放射状思考モデルを単にデジタル化したに過ぎませんでした。この形では、ブレーンストーミングのニーズに非常によく応えました。しかし、まもなく、ソフトの開発者とユーザーは、マインドマップ作成ソフトでさらに多くのことが可能であることに気づきました。
- アイコンと記号により、ユーザーは情報を視覚的に分類できるようになる
- トピック画像は、ブザンが思い描いたように、マインドマップをよりカラフルで個性的にできる
- トピックノートにより、ユーザーはマインドマップの構造を乱雑にすることなく、拡張テキストの説明を収集できる
- ファイルをトピックに添付して、意味とコンテキストを追加できる
- ハイパーテキストリンクをマップトピックに追加して、ユーザーがオンライン情報を参照できる
- トピックにタスク情報を追加できるようになったことで、マインドマップ作成ソフトは思考および計画ツールから軽量のプロジェクト管理ツールに変化。さらに、ガントチャートビューが加わることで、この重要な分野での機能をさらに強化
- マインドマップコンテンツを Word 、Excel 、Project にエクスポートする機能により、マインドマップ作成ソフトはさらに強力な「フロントエンド」思考および整理ツールに変化。つまり、レポートやプレゼンテーションの内容を視覚的に整理し、満足するまでその内容と構造を微調整。つぎに、ワンクリックで、マインドマップを従来の情報形式に変換し、作業完了が可能
これらおよびその他の進歩により、マインドマップ作成ソフトは単純なブレーンストーミング以上のものに使用できるようになりました。今日、それは文字通り数十のビジネス用途があります。
誤解3 真面目なビジネスツールではなく、軽薄で、時間を割いて学ぶ価値はない
マインドマップ作成ソフトの使い方を学べば、あなたの時間の価値を上げられます。
この誤解は、マインドマップ作成のルーツが、自己啓発ツールであったことに起因しています。トニー・ブザンによってマインドマップがブレーンストーミングと暗記のツールとして発明された結果、ビジネスマンがその能力と利点を否定する誤解が生じました。
誤解2で説明したすべての機能から、マインドマップ作成ソフトが間違いなく真面目なビジネスツールであることはわかるでしょう。このブログの読者からの調査によると、生産性が20〜30%向上する-つまり、一週間あたり一日分の生産性が上がるということです。さらに、調査結果によると、マインドマップ作成ソフトの主な利点の2つは、複雑なトピックをすばやく明確にする能力と、情報を統合できることで、今日の知識労働者に求められる2つの重要な業務です。
誤解4 自分は視覚的でなく、考えと合わない
あなたは実際にはあなたが思っているよりも視覚的です。ホワイトボードにメモや図を書き留めているなら十分視覚的といえます。会議メモに簡単な図やフローチャートを走り書きしていれば、さらに視覚的です。
ビジネスでマインドマップ作成ソフトを採用する際のハードルに、マインドマップの非線形形式に慣れている創造的で視覚指向の人と、ドキュメント、スライド、スプレッドシートの整然とした行と列を愛してやまない線形思考家の2つのタイプがあることです。線形思考者は、ほとんどの場合、マインドマップ作成ソフトを「理解」しません。創造的な人々はそれを完全に受け入れます。
仕事でマインドマップ作成ソフトの恩恵を受けることができるかどうかを確認する唯一の方法は、いくつかのプロジェクトで試してみるしかありません。幸いなことに、XMind やMindMaple などの無料のマインドマップ作成ツールがあるので、ダウンロードして試してみることができます。
この記事はもともとChuck Freyの Mind Mapping Software Blogに掲載されました。残りのマインドマップ作成ソフトの誤解については、こちら(英語)をご覧ください。
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この記事は、8 Myths About Mind Mapping Software | JULY 28, 2014 を翻訳したものです。