MindManager Version 9では、従来のバージョンと比べて日本語のリソースが格段に充実していることについては以前投稿した記事(MindManager Version 9 製品レビュー:プロダクトリソースの充実)でご紹介した通りです。
初心者の方々にとっては、いつでも動画で学べる日本語チュートリアルも有効ですが、個々の機能について詳細な情報を知りたい場合は、ビデオではすばやく目的とした情報を探し出すことはなかなか難しいですね。
目的とする情報に効率よくアクセスしたい時は、まず全体像を理解してから詳細へとアクセスする方が適切なのですが、これは情報が散在する現代社会においてはそう簡単なことではないようです。
今日は、マニュアルへのアクセス方法についてMindManager Version 9ユーザーズガイドを例にマップの威力と効果を検証してみたいと思います。
通常、マニュアルのような文書形式の情報は、目次によってその全体像や構造を示しています。
Version 9のユーザーズガイドを例にとると、約300ページにおよぶ文書情報の構造が8ページの目次によって記載されています。(画像をクリックするとユーザーズガイドが参照できます)
昔から「目次を読む」という言葉がありますが、実際に複数ページにまたがる目次の行間を読み込み、全体像や構造を理解するというのはそうたやすいことではありません。
そもそも膨大な情報の中にどのような内容が記載されているのかをすばやく理解するためには、従来の目次構成によるアクセス方式では限界があるのです。
こんな情報過多の時代にふさわしい情報へのアクセス方法として、マップを使った便利な方法をご紹介しましょう。
情報を正しく理解するためには適切な目的に基づいて情報が構成されていることが大切です。
しかし、多くの場合、構成が詳細になりすぎてしまいこの目的が見えにくくなってしまうことがあります。
そんな時は、マップのメイントピックにこの目的を位置づけてから、各章の項目をマッピングすると全体構造が一目でわかるようになります。
300ページにもおよぶ情報もこうすることでわずか1枚のマップで表現することができると同時に、必要に応じて関心のあるトピックへとすばやくドリルダウンできます。
ユーザーズガイドの全貌をわずか1枚にまとめたマップは、マップ共有サイト(MapsforThat)から閲覧できますので、どうぞご利用ください。
以下の画像をクリックすれば、該当のページへアクセスできます。