私自身、マインドマップやMindManagerを実務で使いはじめてからすでに約10年が過ぎようとしています。
その間、様々なお客様から
「MindManagerって結局なんのためのツールなの?」
といった素朴な疑問が投げかけられました。
マインドマップをはじめ、ブレインストーミングやプランニング、そしてプロジェクト管理などに役立つことを実感しながらもなかなか一言では表現できません。
どれをとってもそういう一面もあるので、間違いではありません。
かといって「マインドマップ」や「ブレインストーミング」に限定してしまうと何か大事なものを見落としてしまうような気がしてならないのです。
そんな素朴な疑問に答えるべく、今日は通勤途中の電車の中で、iPod Touchに向きあいMindjet for iPhoneを起動しました。
ふと原点に返れば、そもそも「MindManager」という製品名が意図する「Manager」つまり「Management」は何を対象にしているのか?
私たちの「Mind」(心)は、どこに向けられているのだろう?
そんなことを思いつつ「マネジメント」の対象となる領域を考えてみると、徐々にMindManagerの本質が見えてきたような気がしました。
MindManagerというソフトウェアが一般的に理解しにくい理由は、脳と同様、実に多面的であるという点かもしれません。
そういう意味では、かつてこれまで存在しなかった領域のソフトウェアであることは間違いありません。
マネジメントの対象となるもの…その中にはアイディア、情報、プロセスといった目に見えないものたちをはじめとして、コミュニケーションやコンセプト、プロジェクトといった様々な領域があります。
こういった領域をきちんとマネジメントするためには、対象となるものたちの全体像や関係性を正しく理解する必要があります。
その全体像や関係を「見える化」する役割が「マインドマップ」です。
見えないものはマネジメントしようがありませんからね。
そもそもマネジメントという概念自体が、かの有名な今は亡きピーター・F・ドラッカー氏が生み出したものなのですから、そんな領域をカバーするソフトウェアがこれまで存在しなかったことはなんら不思議なことはありません。
思い切って一言で言い切ってしまえば、「MindManager」とは、
情報過負荷の現代社会(知識社会)で生き抜くビジネスパーソンにとって必携のマネジメントツール
だと言えますね。
こんな創造的な思考を通勤途中のわずかな時間を使って手軽にできてしまうのは本当にありがたいことです。
ということで、早速ブログへアップさせていただきました。