ここ数年、日本においてもマインドマップやマンダラをはじめとした全体思考の普及が加速してきたような気がします。
当然、それに伴いMindManagerを利用するお客様も増えてきたわけですが、今日はその時代背景となる本質的な変化について考えてみましょう。
その第一番目の要因はなんといってもインターネットや情報技術の進化に伴う情報洪水による情報負荷があげられます。
皆さんが肌で実感しているかどうかはさておき事実として私たち一人一人が受け取る情報の量は情報技術の進歩により年々増え続けています。
今や一生分の情報を一日で受け取るような状況になりつつあるようです。
過去のブログ記事(Avoid Information Overload! )にも大変興味深い事実が載っています。(英語が苦手でもイラストイメージを見れば情報量のすごさを実感できます)
私自身振り返ると、インターネットを使い始めた1995年頃(今から約15年)を思い出すと信じられない変化ですね。
その頃は当然、私の目の前にはブラウザも携帯電話も影もかたちもない時代であり、情報を得たくてもその情報自体がとても高価な時代でした。
それからはご存じの通りパソコン、インターネット、携帯電話と誰もがインターネットを介してつながり、情報を発信したり、共有できるとても便利な時代となりました。
しかし、その半面私たちの周りは情報洪水とも呼べる状況に陥り、一人一人が情報整理や情報をマネジメントすることを余儀なくされてしまったわけです。
ここで、見落としてはならないことは、私たち一人一人にこの情報洪水とも言える状況をマネジメントするスキルが必要にされているという点です。
ここでいうスキルとは、押し寄せられるバラバラな情報をいかにわかりやすく整理、編集し、明快化できるかという能力です。
情報技術の進化は著しいものがありますが、私たちの情報マネジメントに対するリテラシーは残念ながら時代についていけていないのです。
なぜなら、こういった変化は誰もがはじめて経験するものであり、何ら体系化されていない未知な領域だからです。
そんな現実を打破するためには、一人ひとりが情報を効率よく整理し、理解を生み出し、適切にマネジメントできる手法や道具が不可欠となります。
そして、その基礎技術が「マインドマップ」であり、応用技術が「MindManager」なのだとわかれば、これも時代の変化に伴う必然であったと気づきます。
今日は、この情報をマネジメントするという視点をぜひ日々のMindManagerの活用目的として強く意識することをお薦めしたいと思います。
くれぐれも情報洪水に流され、溺れることのないように!