MindManagerが果たす大切な役割と必然となる時代背景をこれまで「情報」「仕事」「時間」をマネジメントするという視点で振り返ってきました。
今日は、現場の第一線で働く人たちの「能力」を効果的に高め、適切にマネジメントするという点において一緒に考えてみましょう。
現代社会特有の溢れかえる情報、複雑化する仕事、切迫する時間に追われながら日々のビジネス活動をより創造的にかつ生産的に行うために私たちには何が必要となるのでしょうか?
ばらばらに散在する情報をわかりやすく整理し、全体像を的確に把握するためには、スキルとして高い「統合力」が求められます。
その上で、自らの目的地と現在地を常に認識し、自律的に行動することが必要不可欠となります。
マネジメントの父と呼ばれるピーター・F・ドラッカー氏は、20世紀を「分解」の歴史と呼び、21世紀を「統合」の歴史と位置づけ、知識労働の生産性に警鐘を鳴らし続け、この世を去りました。
私たちは、学問や様々な分野をこれまで50年、100年の歳月をかけてばらばらに分解し続けてきたのです。その結果、ばらばらになってしまった各要素はその意味(目的)を失い、ひとつのものとしてミルということができなくなってしまったようです。
これは、非常に興味深い話であり、組み立てられたパソコンをばらばらに分解することは、比較的たやすくできますが、ばらばらに分解されてしまった部品を1台のパソコンとして組み立てるには相応の知識とスキルが必要となることに似ています。
これと同じことが、私たちの生きている世の中でも起こっていると思えば、いろいろと思い当たることがあると思います。
とはいうものの、私たちに今必要とされるこの「統合力」という新たな能力はそう都合よく一朝一夕に高められるものでもありません。
なぜなら、これまでと違った能力(スキル)を身につけるためには、これまでとは違った習慣を身につけることが必要不可欠だからです。
つまり、新たな能力とは新たな習慣を創りだすことを意味しているです。
ここで、大切なことは、習慣化するためには、さらに「道具」が必要となることです。
私たち人間は、これまで「道具」を開発し、「道具」を使うことで様々な進化を遂げてきた生き物なのです。
では、その「統合」という新たな習慣を創り出す道具として、いったい何が必要なのでしょう?
賢いあなたには、もうおわかりですよね。
そのばらばらな情報を統合し、全体像を描き出し、自律的な行動を生み出すために大いに役立つ手法が「マインドマップ」であり、効果的な道具が「MindManager」なのです。
今日は、この能力(統合力)をマネジメントするという視点をぜひ日々のMindManagerの活用目的として強く意識することをお薦めしたいと思います。
MindManagerを習慣的に活用することで、あなたの「統合力」は着実にアップしていくことでしょう!