今日は、MindManagerをお使いの方々が意外と知らない機能「ブレーンストーミングモード」をご紹介します。
MindManagerは、マインドマップツールだと思い込んでしまうとなかなか気づけないことがあります。
それは、すべての思考を中心から放射状に発想しなければならないと思ってしまうことです。
マインドマップは、中心から放射状にトップダウンアプローチで思考を展開するには最適な方法です。
逆に細部の要素から上流に向かってボトムアップアプローチで収束させるにはブレーンストーミングモードが大変便利です。
ホワイトボード上に、アイディアを書き出した付箋紙をペタペタと貼っていく要領で自由な発想を促します。
書き出したアイディアの整理や体系化は、ドラッグ&ドロップで自由自在に思いのままです。
プロジェクターに画面を映し出しながら、ブレーンストーミングモードに切り替えます。
MindManager Lite7のようにこの機能が搭載されていないバージョンでは、フローティングトピックとメイントピックを代用して擬似的にブレーンストーミングモードに仕立てることもできます。
ステップ1では、まず参加者の方からアイディアを集めることに集中します。
ステップ2では、集まったアイディアをグループ分けし、トピックを生成します。
ステップ3では、ディスカッションしながらすべてのアイディアを関連グループへとドラッグして整理します。
この時、参加者の様々な意見や見解の相違を見える化しながら、ひとつの合意点にたどりつくというプロセスが非常に大切です。
状況やテーマに応じてこのボトムアップ方式とトップダウン方式の思考アプローチをうまく使い分けることが思考の生産性を高める上で重要なポイントとなります。
私たちの頭は、決してトップダウン思考だけではないことを忘れずに、状況に応じてうまく使い分けてみてくださいね。